タイトルを見てこいつは気が狂ってると思った人はかなりのクラシック音楽通。
「4分33秒」とは、ジョン・ケージが作曲した、一部のトリビア好きな人たちの間では有名な前衛的音楽です。 詳しくはGoogle先生に聞くのがいいでしょう。 楽譜に音符が1つも書かれていない、「無音」の曲です。
そんな曲をLINEの着信音に設定してどうするのか? 実はとある仕様を利用すると、スマホに保存してあるサウンドファイルを着信時に鳴らすことができるのです。LINEの着信音は、2019年12月からLINE MUSICの曲を選べるようになりましたが、LINE MUSICにないものは着信音にできません。しかしこのページに書いた方法を使うとスマホに保存してある好きな曲を鳴らすことができます。
なお、Androidでなければできません。また、Androidでも機種によってはうまくいかない場合もありますので悪しからず。
スマホに保存してある曲をLINEで鳴らす
まず、LINEのアプリ設定画面を確認します。
「通知」をタップします。
上の画面では「Calls」となっていますが、「通話」と表示されていればそれをタップします。ちなみにLINEをインストールしてから一度もLINE通話を受信していない場合はこれが表示されないので注意してください。
「音」のところをタップして好きなサウンドファイルを設定します。このとき事前にスマホの中の「Notification」フォルダに楽曲を保存しておくと、それを選択することができます。
こうするとどうなるかと言うと、
- LINEアプリでもともと着信音に設定してある音
- いま「通話」の設定画面で選んだ音
の2つが同時に鳴ります(笑
つまり?
LINEの着信音の方を鳴らさないようにすれば、サウンドファイルの方だけが鳴るようにできる!
LINEアプリ側の着信音を無音にする
ところが、LINEアプリの設定画面に着信音を鳴らさないという選択肢はありません。そのため何かの曲を選ばなければなりません。
それならばなるべく音が聞こえないような曲を選べばいいという発想になりますね。 その究極が「4分33秒」というわけです。
しかしそんなマニアックな曲がLINE MUSICにあるのか?
ありました。
LINE MUSICってそもそも音楽配信アプリですよね? こんな曲がラインナップに存在することがクレイジーだと指摘したい・・・そんなクレイジーさは好きですけど。
ということでこの技を使うことができるなら、着信音をLINE MUSICの中から選ばなければいけないという制約から逃れて好きなものを着信音に使えるので、お得な感じですね。